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自分の欲しい場を、自分が欲しいままに作る。-【REPORT】新潟×朝活 土屋裕行さん 2/2

  • かいづ
  • 2017年7月10日
  • 読了時間: 6分

穏やかで親しみやすい雰囲気とは裏腹に、織りなす言葉は簡潔で、鋭いーー。

N cubeのふたりが会いたい人にインタビューをしていく【REPORT】、前回に引き続き「新潟×朝活」を主催されている土屋裕行(つちや ひろゆき)さんに、今後の展望などについてお伺いしました。

大人が議論できる寺子屋が欲しい - 土屋さんの作りたい、新しい「人の集う場」

土屋さんの今後の展望について聞いてみると、わくわくした表情でこう語ってくださいました。

「今後は学校をやりたいと思っています。寺子屋みたいな規模で、テーマを決めて興味がある人だけが集まって。授業を受けたらじゃあ議論、実践……とできるといいなと思います。

やりたいと思ったのは単純に、自分がほしいな、あったらいいなと思ったから。僕だったら「働く」ということに興味があるので、どうやって働いていったらいいのかを話をしたい。でもそういうことってもっと話したい人がいるんじゃないのか、話す場がないんじゃないのかと思ったんです。

誰に話していいかわからない自分の疑問や想いを、同じ思いを持った人と集まったらいいんじゃないかなと思ったんです。

最終的にはそれぞれが自分で考えて答えをだしていくしかないから、そのきっかけづくりの場として学校があってもいいんじゃないかと思うんです。」

社会に出てしまうと、環境が変わることは学生のときより少なくなってしまいますよね。

また、漠然とした人生の疑問も、身近な人と話をするのはちょっぴり恥ずかしかったり話すきっかけもなかったり。

また逆に身近だからこそ話せないことも多かったり。

大人になっても通うことができる学校、自分の疑問やモヤモヤにちゃんと向き合うことのできる場所ができたら、

いろんな人の小さな「わだかまり」を溶かしていける、素敵な空間になりそうです。

土屋さんのお話の中から見えてきた、やりたいことをやるポイント

さて、まだまだここにも書ききれないほどのお話をしてきましたが、最後に土屋さんの話の中から、「やりたいことをやるために」必要なポイントを厳選&ピックアップしたものをお届けして締めくくりたいと思います。

①活動は、基本的に自分ひとりで!

前回の【REPORT】でもお伝えしましたが、土屋さんは誰かと一緒にやると意見調整しなきゃいけなくなるのが嫌で、基本的に一人で活動をするそう。

誰かと一緒にやるときは、自分が全力で飛ばしてそこについてきてくれる人とだけ一緒に行い、好きなときにバッとやると決めているんだとか。

「自分ひとりで」を前提にすることで、意見調整故に中途半端になったり、周りの目を気にして「やりたい」よりも「こうあるべき」を優先してしまう……なんてことが、少なくなるのだと思います。

②「周りのゆるい監視」で、続けやすくなる

何かを行うとき、「続ける」ことに壁を感じる人は多いのではないでしょうか。

土屋さんいわく、周りに人がいたら人の目が監視になって集中できるしがんばれるのでオススメだそうです。

しかし監視というのはびっちり見てもらうことではなく、同じ空間で、みんなバラバラのことをやっている空間が良いとのこと。

お互い気を使わないけどお互いの存在感が心地よく、バラバラだけど家族っぽい。そんな空間だと集中できるそう。

(かいづもさっそく実践せねば……!)

③がんばれないときは、休む!

調子が出ず、がんばれない……そんなときは誰しもあるのではないでしょうか。

そんなとき、どうすればいいんでしょうか?と土屋さんに聞いてみると、

「忙しい、体調を崩してがんばれないときは、休むしかないですよ!」と即答!

土屋さん自身、書き続けているブログに定期的に1週間くらい休みを設けているそう。

特にGWやお盆、年末年始の長期休みを活用して「これからどうようかな」というのを考えることが多いのだとか。

長く続けるためにも、リフレッシュして見直す時期がとても重要。

がんばりすぎな人は、思い切って一度休んでみるのがいいかもしれませんね。

人を魅了し続けるのは、「自分のために」「がんばりすぎない」から。

2回に分けてお届けした新潟×朝活の土屋裕行さんのインタビュー、お楽しみいただけたでしょうか?

大学生のうちから土屋さんは、私たちにとって夢を追いかける「大人」であり、

いろいろ活動する「先輩」であり、

楽しいお話をさせてもらう「友人」でありました。

夢は大きさや大義は関係なく、土屋さんのように「夢を持って」「わくわくしながら」生きていく大人がいるということは、

当時大学生だった私たちにとって「こんな素敵な大人もいるんだな」「大人になっても、楽しそうかも」と思わせてくれる、希望でした。

だからこそ、N cubeの活動を始める際にインタビューを行う相手は誰がいいか?という話し合いで、

お互い共通してインタビューをしたいと名前があがりました。

今回のインタビューを通して土屋さんが人を魅了し続けるのは、

「自分のために」「がんばりすぎない」からなんだと思いました。

自分が本当に何に興味があるのか・何がやりたいのかを探して実行することは、簡単そうに見えて、実は一番難しいことではないでしょうか。

人は他人の目というものを気にしがちで、世の中も「他人の為でないと美しくない」という風潮があるのだと思います。

自分の為に=自分勝手、ワガママ、視界が狭いとマイナス方向に捉えられがちで、

本来一番身近で確実にわかるはずの、自分が感じる「楽しい」「ワクワクする」ことが、

他人の目から見て美しくないんじゃないかと、無意識のうちの封印されてしまったり、恥ずかしいんじゃないかと表に出せなかったり。

そして他人によく思われたい、自分のやることは意義があるのだと、他人にアピールやパフォーマンスをする人が少なくはありません。

そんな中で、土屋さんの「自分がやりたいからやるだけ」というのはとてもシンプルで、迷いがなくて、自分の人生の核心をついている。

自分がやりたいからこそ、時間をかけたり苦労したりも必然的にやるわけで、

こういう風にしたほうがいいんじゃないか(そうしないと他人の目から見ていけないのでは)、とがんばり「すぎる」こともしない。

すべては、自分のため。自分を幸せにしてあげることだから。

記事をお届けするのが遅くなってしまいましたが、

土屋さんのインタビューを通して「周りの人のために」と自分を殺してしまっている人がいたとしたら、

日々の生活を「自分のために」と考えるきっかけになれば幸いです。

N cubeのふたりが会いたい人にインタビューをしていく【REPORT】、インタビューさせていただいた方に1冊の本をもらっています。

土屋さんからも1冊寄贈していただきました。

大学生時代のときに、何気なく友人から借りたというその本の、

一番心に残っているフレーズを聞くと「ああ、だから今の土屋さんとその活動があるんですね!」と納得。

その本についての記事は、また近日公開。お楽しみに!

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